変わらなきゃ

そろそろ変身しないと。
相変わらず不毛な週末が続く。
計画立てて人生を過ごさねばと思う今日この頃。

成功するビジネスプラン (日経文庫)

成功するビジネスプラン (日経文庫)

ベイン・アンド・カンパニー代表の著者が新事業立ち上げの全貌を完結に説明。
面白いというより実行してみると面白そう。
飲食店を1店舗、数坪から始めて店舗拡大し、直営、フランチャイズ、全国展開まで見据えて育てて行けたら本当に楽しそう。
コンサルティング会社に1店舗くらい任せてくれるオーナー企業はないかな。
起業の中には、戦略・戦術は元より、製品・サービスのプライシングやコスト管理、リスク管理、将来のリターンまでの展望、従業員の育成まで含めて文字通り経営の全てが詰まっている。
全体を見てどこに注力していくべきか、という意味でやってみるに勝ることはない。

黒い家 (角川ホラー文庫)

黒い家 (角川ホラー文庫)

これは怖い。そして読みだすと止まらない。
生命保険業界の黒い話を浮き出しつつ、犯人に追われる立場になった時の怖さたるやとんでもない。
損保の支払請求は半分が詐欺という記述にもある通り、悪意をもって保険金を得ようとする人は少なくなくなってきているのか。
本書には出てこないが、日本はGDPの1割が生命保険金に流れているともいう事実と合わせても、市場の大きさだけで安易に入り込んで行けないような恐ろしさがある。

ただ、話を冷静に捉えてみるとこれほどの凶悪殺人鬼が主人公に出会うまで誰にも見つからなかったという事実が不思議だ。
また、主人公に出会ってからの無差別と言えるほどの犯罪の数々の頻発の絶対的な理由が論理的には描き切れていないのではないだろうか。
最後まで一気に読んでしまうのと、冷や汗が止まらないのは間違いないが。