日本のソフトウェア業界

部下の半期評価に時間をかけている。
直接の面談はマネージャーからだが、普段顔を突き合わせて仕事をしているのは僕だし、部下の成果物のレビューは全て僕がやっているので、冷徹かつ公平な評価(もちろんいち早く成長してほしい、という期待を込めて)をマネージャーに伝えるために最近四苦八苦している。
本人たちの昇格&昇給は僕のインプットで決まるといっても過言ではないので、寝る時間も削って資料を作っているわけだが、モチベーションを下げないように気を使う。
ってことが伝わればいいのだけど・・・。


日本のソフトウェア産業がいつまでもダメな理由

日本のソフトウェア産業がいつまでもダメな理由

いわゆるBtoBのITサービス業が日本においていかにダメかということを上から目線で一刀両断している書。
新卒後しばらくIT業界にいた者としても、指摘内容には結構しみじみ感があるが、レベル感がばらばらなのと解決策が曖昧なままになっていることが難点か。
座談会形式をとっていることもあり、自分の意見なのか他人の意見なのかが釈然としない。

IT業界への提言という意味ではマッキンゼーの「ITの本質」の方が腹落ちがする。

マッキンゼー ITの本質 情報システムを活かした「業務改革」で利益を創出する (The McKinsey anthology)

マッキンゼー ITの本質 情報システムを活かした「業務改革」で利益を創出する (The McKinsey anthology)



個人的にもITサービス業界には人材の面でも仕事の面でももっともっと成長の余地があると考えているので、業界の人には本当に頑張ってほしいと思う。
僕のいた組織もそうだが、図体ばかりでかくなってしまって中身がない会社が多いこと多いこと。