14歳
- 作者: 石田衣良
- 出版社/メーカー: 新潮社
- 発売日: 2005/11/26
- メディア: 文庫
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昼前に起きて読書。
4TEENを読んだ。
石田氏の本はこれまでにも何冊か読んだことがあるが、(おそらく)一番メジャーな池袋ウエストゲートパークはテレビドラマでしか観たことがなく、「1ポンドの悲しみ」とか「美丘」(ドラマ化されたけど・・・)くらい。
直木賞を獲った作品ということで楽しみにページを繰り始めた。
内容は中学2年生の男の子4人組の話なんだけど、置かれている状況とか考えていることとかが、筆者の精緻な描写もあってどうも大人び過ぎていて、あんまり感情移入できなかったという印象。
僕が14歳の頃はもっともっと何にも考えてなくて、辛いことだけど言いたいことを言わなきゃ相手のためにならない、とか、これが大人になるための壁なんだ、とか言う考えは意識の外にあったし、自分の目先のことしか考えずに行動していたような気がする。
4TEENの登場人物はキャラが立っているんだけど、それぞれの目線が大人びていてどうにも違和感がぬぐいされない。実は「美丘」の太一君にも感じたことなんだけど。
会話の中でお互いの落とし所を得るなんて、社会人になってから覚えたし、学生時代は衝突したくない相手とは関わりあわないようにしていた気がする。
僕だけが周りよりも子供だったのかもしれないけど。
昨日の後輩の結婚式で飲みすぎて、夕方新宿に戻ってきた時には暑いし、酔っているしで頭はふらふら。
ツタヤで映画でも観ようと思って物色していたが、来週の土曜日も地方で先輩の結婚式があることを思い出す正常な思考が微かに残っていて、何も借りずに店を出た。
そのまま目の前の紀伊国屋で上記の石田衣良氏をはじめとする小説を4冊まとめ買い。
家の近くでビールを買ってリビングで1人で飲みながらIPOD TOUCHを操作しつつ、liar gameのサントラをダウンロードしてたらソファで眠ってしまっていてクーラーの寒さで目が覚めた。
飲み友達から夜中にメールが来ていたけど、動く気も起きず。
ベッドに移動して起きたら今日の昼前でしたって話。