いつの間にか

気付いたら年が明けてました。

年末年始に読んだ本でも紹介しようかい。

トレードオフ―上質をとるか、手軽をとるか

トレードオフ―上質をとるか、手軽をとるか

品質の高さと手ごろ感という2軸で物事は片付くのだろうかという疑いの目で読み始めた。
考え方は非常にシンプルで分かりやすい。
一時的に業績が落ち込んだ時点を、2軸の間にあると定義してもよいものだろうか。
例えばネットスケープIEの攻防はどう説明するのだろう。
勝因はOSがWINDOWSということによる手ごろ感に帰結するのだろうか。
うーん。矛盾を探したくなるが、出てこない。


悪名の棺―笹川良一伝

悪名の棺―笹川良一伝

笹川良一という人をご存知だろうか。
児玉誉士夫という人の師匠である。(裏切られるが)
児玉誉士夫という人はかのロッキード事件で関わっていた日本のフィクサーである。

笹川良一氏は日本財団のドンとして競艇を日本に普及させた悪名高かった人だ。
上半身と下半身は別人格という豪快な人でもある。
本書を読むと悪名はすっかり覆される。
そして僕はこの本を読んで酒をやめた。


ビジョナリー・カンパニー 2 - 飛躍の法則

ビジョナリー・カンパニー 2 - 飛躍の法則

あとビジョナリー・カンパニーの②を今更ながら・・・。
恣意的な要素を排除して、データ分析により優良企業が浮かび上がるというのはとてつもなく興味深い。
僕は正直ファニー・メイとウェルス・ファーゴとジレットくらいしか知らなかった。
①の前段階という位置づけという説明ではあるが、GOOD TO GREATの企業が永続的に繁栄するために必要なことが経営理念という結果に結びつくかというと疑問符がつく。
分析の手法が異なるからだ。

本書の考え方は実生活に役立てたい、という思いを元に酒をやめた。