八日目の蝉

今巷で話題となっている映画「八日目の蝉」の原作を読みました。

八日目の蝉 (中公文庫)

八日目の蝉 (中公文庫)

とある夫婦の生後6か月の赤ん坊(女の子)を夫と不倫関係にある女性が誘拐・逃亡する。
逃亡は3年半におよぶが、女性は全国指名手配され、小豆島のフェリー乗り場から逃げようとしていたところを逮捕される。
誘拐された女の子は成長し、過去自分が過ごした島を訪ねる。

1章は少女の誘拐する女性の視点、2章では誘拐された少女が成長してから視点で描かれています。
う〜ん。結局なんなんでしょう?
特に感動するところもなく、共感するとこともなく、淡々と物語は過ぎていきます。
女子だけの野菜栽培団体に入った個所とか必要なのでしょうか。2章の伏線になるかと思いきや、そこまで絶対的なものでもないですし。
誘拐した女性を本当のお母さんと思ってくれるぐらいの方がすっきりした気がします。