キャッチ・ミー・イフ・ユーキャン

早熟の詐欺師、フランク・W・アバグネイル・Jrの自伝を映画化。

キャッチ・ミー・イフ・ユー・キャン [DVD]

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16歳で両親の離婚を経験後、家出したアバグネイル少年は、航空パイロット、秘密警察官、医者、弁護士へと手を変え、職を変え、膨大な小切手偽造詐欺を起こしていく。
パリで逮捕されるところから物語は始まる。

高校生の役に違和感がないディカプリオさんの、詐欺・女性をたぶらかす演技たるや引き込まれるし、トム・ハンクス演じる小切手偽造課専門の刑事もいい味を出している。
いずれも16歳から19歳までの間に起こしたというのだから、まさに天才としか言いようがない。
映画の中では、両親の愛を取り戻すためにはお金を稼ぐことが必要→手っ取り早いのは詐欺しかない、という真っ直ぐな子供心がより所となっており非常に泣かせる。

映画でも言っていたが、観賞後少し調べてみたところによると、本人は逮捕後、自信のカード偽造の経験を活用してFBIに協力し、金融セキュリティコンサルタントをしているのだそう。
全くアメリカらしいというか・・・。
現代でいえば、エン○ンとかアー○ー・アンダーセンの捕まった人々にSOX法に関するアドバイスをもらうようなものだろうか。
そんな社会もいいかもしれない。