帝王学
前回の記事を書いてから、関西へ3日間、九州へ3日間、関西へ3日間、東北へ3日間と毎週出張に行っていたが、ようやく落ち着いた。
あとは1日今週末の会議をすれば年末休みに突入だ。
年末休みでは、高校時代の同級生はもちろん、中学時代の同級会にも呼ばれる予定となっており、非常に楽しみ。
さて読んだ本がたまっているので記録。
- 作者: トルーマンカポーティ,Truman Capote,川本三郎
- 出版社/メーカー: 新潮社
- 発売日: 2006/07/28
- メディア: 文庫
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「叶えられなかった祈りより、叶えられた祈りの上により多くの涙が流される」というマザー・テレサの言葉とともに始まる、アメリカ上流社会のスキャンダル満載のほぼ実話。(らしい)
「冷血」で上流社会への仲間入りを果たした著者が、のびのびになっていた本作により、その社会から除けものになったとか。
カポーティがゲイだったと始めて知った。
どうもすっと入ってこない、僕の苦手な古い時代の描写が多く、心情的にはどう感じてよいのかが難しい、とっつきづらい話だった。
きっと描かれている本人たちには生生しすぎるくらいなのだろう。
- 作者: ローレンス・クラウス,青木薫
- 出版社/メーカー: 早川書房
- 発売日: 2004/05/25
- メディア: 文庫
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ついていけたのは序盤だけ。
牛を円球と見立ててたときの最大容積に関する発見だとか、(あの)フェルミ推定の元となったフェルミさんの話とか、ニュートリノだとか・・・。
俺理系なんだけどなあ。じっくり読む気が起らなかった。
多分3年くらい後に読んだら新しい発見があるタイプの本だと思う。
ただ、「余分なモノを切り捨てる」とか「創造的剽窃」といったキーワードはビジネスにも十分活かすことができる。
- 作者: 山本七平
- 出版社/メーカー: 文藝春秋
- 発売日: 1990/09/10
- メディア: 文庫
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今日読み始めたら最後まで読みたくなって読み切った。
今日の日本における会社組織や官僚組織なども描かれており、大変分かりやすい。
日本における「道徳」「倫理」として、当然持っていなければならない考え方が、はるか昔の中国、唐の時代に完成しつつあったことに驚きを隠せない。
思想は完成していても、実行が難しいから歴史は繰り返すのだなとしじみじみ思う。
会社の後輩に是非読ませたい。
「草創と主文といずれか難き」の問いに対する答えが本書の中には詰まっている。唐の太宗のように讒言大夫という役職を置けるくらいに度量の大きな人間になりたい。
さっき数えたら2011年106冊目だった。
この感覚で100冊だったら、200冊くらい読まなきゃ足りることはないな。