ファシリテーション

最近ある期間に自分がやりたいと思っていることと、やれることとの間に大きな隔たりがあるような気がしている。
目標をできる範囲の近づけて達成感を味わうべきか、目標は寄せずに物足りなさを常に感じているべきか迷うところではある。



人の砂漠 (新潮文庫)

人の砂漠 (新潮文庫)

この本は読み始めてから読み終えるまでにかなり時間がかかった。
寝るときにしか読まなかったので、おそらく半年以上かかっているのではないだろうか。
今朝ベッドの中でようやく読了。
いわゆるノンフィクションだが、まるで小説のようである。
身よりのない老婆の死から始まり、傷ついた女性が住む家、与那国の人々の暮らし、相場にかけた人々、天皇への不敬罪で人生が変わった人たち、詐欺師の老婆などなど盛りだくさんの500ページオーバーだ。
小説が物語を紡ぐものであるとすれば、ノンフィクションは何もないところから人の気持ちを引き付けるようなストーリーを掘り起こしていくような作業だ。
特に最後の老婆の話など、抽出されたストーリーが絶妙で、筆者と思いを共感せざるを得ない。
いい話だった。



ファシリテーター養成講座―人と組織を動かす力が身につく!

ファシリテーター養成講座―人と組織を動かす力が身につく!

ちょうど先月ファシリテーションの外部講習を受けていたので、共感できるところもありつつ、新しい発見もありつつといった感じで読んだ。
会議の設計に関する準備が必要なのはもちろんだが、場のコントロールや場の触発にはまだまだ僕自身課題がある。
日々実践する場はあるので少しずつ上達していければいいなと思っている。

本書にあった内容で特に実践してみたいなと思ったのは、「リーダーズ・インテグレーション」とアイスブレークの一つである嘘あり自己紹介である。
いずれもチームのメンバー間の距離を急速に縮めるのに役立つ。

ファシリテーションと同様にコーチングにも非常に興味があり、いずれもチーム力の向上に役立てたいと思っている。
コーチングに関しては、年明けに研修を受講予定だ。